三角ちまきを作りました!
日曜日の、まだ日も登らぬ早朝、私と娘は熊鈴をつけて、じゃらじゃら鳴らしながら山に入りました。
三角ちまきを作るための、笹取りです。
いい笹がたくさんありました。ふたり合わせて全部で800枚近く取りました。
きれいに洗って水を切ります。笹は用意できました。今度はイグサです。畳屋さんからもらった畳の端切れをほぐして、水に浸します。こうすると丈夫になって切れにくいのです。
一晩、水にうるかしておいたもち米の、水を切ります。
準備は整いました。三角ちまきを作っていきます。一枚目の笹をくるりと漏斗の形にしてもち米を軽く詰め、ふたをして、二枚目の笹でさらにふたをします。そしてイグサで縛っていきます。
三角ちまきを作っている間に、大鍋に湯を沸かします。沸騰したらひとつかみ塩を入れます。そこへ、三角ちまきを入れていきます。
強火のまま沸騰させながら茹でること20分。串を通してみてスッと通れば、出来上がりです。
きなこをつけたり、醤油で食べたり。
わたしは、きなこをつけて食べるのが好きです。全部で385個、できました。もち米は六升使いました。家族はもちろん、親戚やお友だちに送ったりして、とても喜ばれました。
毎年恒例の、梅雨入り前の季節の味です。母から手ほどきを受けて、それを娘にも伝えました。娘は器用なので私よりもきれいに仕上げます。うらやましいなと思います。
伝承の味、また来年も作る予定です。